RAV4の値引き交渉を成功させるためには、多角的な戦略と情報収集が重要である。RAV4の値引きは、決算期やフルモデルチェンジの時期など特定のタイミングで拡大する傾向があるものの、日頃からの交渉術や下取り車の最適な売却方法が最終的な購入費用を大きく左右する。また、残価設定ローンや補助金の活用も、支払い負担を軽減する有効な手段となるだろう。
この記事を読むことで「rav4 値引き」と検索した読者は、以下の点を深く理解できる。
- RAV4の値引き相場と今後の推移
- 最適な購入タイミングと値引きを最大化する交渉術
- 下取り車を高く売る具体的な方法
- 残価設定ローンや補助金を活用した購入費用の抑え方
RAV4の値引き交渉術と成功のポイント

- RAV4 値引き相場と推移の把握
- 決算時期とモデルチェンジ前の買い時
- ライバル車競合によるrav4の値引き交渉
- トヨタディーラー同士の競合戦略
- ディーラーオプションの値引きと無料サービス
- 強気交渉がrav4の値引きを引き出す
RAV4 値引き相場と推移の把握
RAV4の値引き額は概ね23万円で推移している。過去6か月間の値引き推移を見ると、拡大傾向にあることがわかる。この傾向は、今後決算時期に向けてさらに値引き額が拡大する可能性を示唆する。ただし、フルモデルチェンジやマイナーチェンジがある場合は、在庫車や展示車の処分を目的として値引き額が拡大することもあるが、その後は値引きが急に渋くなる傾向にあるため注意が必要である。実際、2022年10月の一部改良後には、値引きが28万円から22万円へと6万円縮小された事例が存在する。
2025年8月時点での新型RAV4/ハイブリッドの最新値引き相場は、ディーラーオプションを含む総額で30万円から31万円である。RAV4がモデル末期に差し掛かっていることもあり、値引き相場は緩やかに拡大傾向にあると考えられる。オプションを含んだ1年間の平均値引き実績は42.2万円であり、中には40万円を超える値引き実例も存在する。しかし、車両からの値引きは一般的に10万円から20万円程度のディーラーが多いという。
PHVモデルの目標値引き額は、車両本体で27万円、付属品を含めると最低でも30万円以上を狙える。PHVは受注停止になることが多く、値引きの振れ幅が大きい車種である。値引き目標を考える際には、「額」だけでなく「率」で捉える視点が重要である。RAV4の車体本体からは7%、ディーラーオプションからは14%の値引き率を目標とするとよい。具体的な例を挙げると、ガソリンXの4WDは車体価格から22万円、G Zパッケージにディーラーオプション50万円を付けた場合は合計34万円、ハイブリッドGにディーラーオプション60万円を付けた場合は合計38万円の値引きが目標となる。これらの数値は、交渉の際の重要な基準点となるだろう。
以下に、新型RAV4/ハイブリッドおよびRAV4 PHVの過去1年間の値引き相場推移を表で示す。
時期 | 新型RAV4/ハイブリッド (ディーラーオプション含む総額) | RAV4 PHV (車両値引き) |
---|---|---|
2025年8月 | 30万~31万 | 27万 |
2025年7月 | 29万~30万 | 25万 |
2025年6月 | 28万~29万 | 25万 |
2025年5月 | 27万~28万 | 25万 |
2025年4月 | 26万~27万 | 25万 |
2025年3月 | 25万~26万 | 25万 |
2025年2月 | 23万~24万 | 23万 |
2025年1月 | 24万~25万 | 23万 |
2024年12月 | 24万~25万 | 22万 |
2024年11月 | 24万~25万 | 22万 |
2024年10月 | 24万~25万 | 24万 |
2024年9月 | 24万~25万 | 24万 |
この表からもわかるように、RAV4の値引き相場は時期によって変動する。モデル末期に近づくにつれて値引きが拡大する典型的なパターンが見られるという。したがって、これらの最新の相場情報を把握しておくことは、効果的な交渉を行うための重要な第一歩となるだろう。
決算時期とモデルチェンジ前の買い時
RAV4の購入を検討する上で、値引きが期待できる「買い時」を把握することは非常に大切である。特に大きなチャンスとなるのは、フルモデルチェンジの時期とディーラーの決算月である。車は9月と3月の決算期に値引きが期待できるとされており、これはRAV4も例外ではない。決算期にはディーラーが販売台数を増やしたいと考えるため、値引きに応じて車を売却しようとする傾向が強まる。
決算月は値引きが出やすい時期ではあるが、最大値引き自体は普段の月とそれほど変わらないという意見もある。そのため、通常の月であっても交渉次第で決算月並みの値引きを引き出すことは可能である。しかし、ディーラーがメーカー主導で販売台数を稼がなければならない年度末決算期(1月中旬~3月末)や中間決算期(8月~9月末)には、決算セールなどのイベントが開催され、特別な値引きが期待できる可能性が高い。この時期にRAV4を契約すれば、通常よりも有利な条件を引き出せる可能性があるだろう。
また、フルモデルチェンジやマイナーチェンジが行われる前も、値引きが拡大する傾向にある。これは、ディーラーが旧モデルの在庫車や展示車を処分したいと考えるためである。しかし、モデルチェンジが行われた後は、新しいモデルへの切り替わりにより値引きが急に渋くなる傾向があるため注意が必要だ。RAV4は2022年10月に一部改良のマイナーチェンジが行われたが、フルモデルチェンジは2023年ではなく、販売開始から5~6年後の2024年~2025年と予想されている。今後のRAV4のフルモデルチェンジ最新情報に注視し、戦略的に購入時期を見極めることが賢明な判断となるだろう。このようなタイミングを狙うことで、通常よりも大きな値引きを引き出せる可能性が高まる。
ライバル車競合によるrav4の値引き交渉
RAV4の値引き交渉において、他メーカーのライバル車との競合は非常に効果的な戦略である。ディーラーは競合他社に顧客を奪われたくないため、値引きを引き出しやすくなる。RAV4の主要なライバル車としては、ホンダZR-V、スバルフォレスター、三菱アウトランダー、マツダCX-5などが挙げられる。また、日産エクストレイルも有効な競合車種の一つである。
単にライバル車の名前を出すだけでは、ディーラーが値引きに応じてくれることは少ない。重要なのは、「RAV4は魅力的だが、CR-Vの〇〇な点にも惹かれている」といったように、ライバル車の具体的な強みを伝え、RAV4とライバル車の間で本気で悩んでいるという素振りを見せることである。これにより、ディーラー側は値引きで勝負するしかないと思わせることができる。さらに、「CR-Vは〇〇円でした。RAV4が△△円になればRAV4に決めたい」と具体的な希望金額を提示することで、交渉を有利に進めることができるだろう。ただし、ライバル車の見積書を安易に見せることは、営業マンに警戒心を与える可能性があるため避けるべきだ。
PHVモデルのRAV4 PHEVの場合、競合車種はさらに絞られる。三菱エクリプスクロスPHEVや日産エクストレイル(e-Power駆動)などが競合として有効である。特にエクリプスクロスPHEVは車格や値段帯がRAV4 PHEVと近く、国からのCEV補助金も同額であるため、最も競合させやすい車種と言える。エクストレイルはCEV補助金が出ないため、RAV4 PHEVほど安く購入できないデメリットがあるが、e-Power駆動という点で競合は可能だ。
以下に、RAV4の主な競合車種とその特徴をまとめた表を示す。
メーカー | 車名 | 新車価格 (参考) | 特徴 |
---|---|---|---|
トヨタ | RAV4 | 2,938,000円~5,633,000円 | クロスオーバーSUV、高い人気、PHVモデルあり |
ホンダ | ZR-V | 2,932,600円~4,103,000円 | スタイリッシュなデザイン、ハイブリッド中心 |
スバル | フォレスター | 2,992,000円~3,630,000円 | 走行性能重視、アイサイト標準装備、ハイブリッドも |
三菱 | アウトランダー | 4,841,100円~5,705,700円 | PHEVモデル中心、サイズがやや大きめ |
マツダ | CX-5 | 3,620,100円~4,170,100円 | 魂動デザイン、ディーゼル設定あり |
日産 | エクストレイル | (RAV4と競合可能) | e-Power駆動、オフロード志向 |
各メーカーの車種の強みを把握し、それを交渉材料として活用することが、ライバル車競合による値引き交渉を成功させる鍵となる。
トヨタディーラー同士の競合戦略
RAV4の値引きを最大限に引き出すためには、トヨタディーラー同士の競合が非常に効果的である。以前はRAV4の取り扱いがネッツ店とカローラ店に限られていたが、2020年5月からは全国のトヨタディーラー全店で販売されるようになったため、この「同士競合」が可能になった。
最も効果的な競合方法は、まずライバル車との交渉で一定の値引き額を引き出し、その見積もりを別のトヨタディーラーにぶつけることである。例えば、カローラ店から引き出した値引き額をネッツ店に提示し、「この金額よりも安くしてくれるなら、こちらで契約する」と伝えることで、さらなる値引きの上乗せを狙うことができる。
さらに強力な戦略として、「県を跨いでの越境競合」が挙げられる。県が異なれば、同じ「カローラ店」や「ネッツ店」であっても経営する会社が異なる場合が多い。そのため、地元と隣県のディーラーを競合させることで、異なる経営会社間での競争を促し、より大きな値引きを引き出すことが期待できる。ただし、東京など一部地域ではトヨタ系の販売会社が「トヨタモビリティ」として統合されているため、都内での同士競合は難しく、その場合は隣県への越境が特に推奨される。
交渉の際には、「この金額になれば即決します。他店には行きません」と購入の意思を強く伝えることも有効だ。即決の意思を示すことで、ディーラー側も早期に契約を取りたいと考え、早い段階で限界値引きを提示してくれる場合がある。この「RAV4同士の競合」は、ライバル車との競合よりも値引きが伸びやすいケースが多いことが報告されている。
実際の交渉事例では、ライバル車競合では値引きが伸び悩んだものの、カローラ店とモビリティ店の同士競合に切り替えた結果、本体値引き25万円、付属品込みで30万円引きに成功したという報告もある。また、別のケースでは、カローラ店とネッツ店の一騎打ちに持ち込み、「今日買います!」と強くアピールすることで、車両本体から32万円、オプションから18万円の合計50万円引きを獲得した実例も存在する。これらの事例からも、トヨタディーラー同士の競合がRAV4の値引き交渉において極めて有効な戦略であることが分かる。
ディーラーオプションの値引きと無料サービス
RAV4の値引き交渉を進める際、車両本体の値引きには限界があることが多い。このような状況では、ディーラーオプションからの値引きを狙うことが効果的な手段となる。ディーラーオプションの値引き目標は、一般的に25%から30%程度を目安とすると良い。多くのディーラーでは、ディーラーオプションに対して10%から20%程度の値引きに応じてくれる傾向がある。ただし、モデリスタ製オプションは値引き率が低く、5%程度になることが多いとされている。
また、契約直前の交渉時に「あと〇〇と〇〇をつけてくれたら契約します」と伝えることで、オプションの無料サービスを要求する方法も有効である。ディーラー側は、契約を確実にまとめるために、現金値引きよりもオプションの無料サービスに応じやすい場合がある。無料サービスが期待できるオプションには、フロアマットセット、ラグマット、サイドバイザー、インテリアイルミネーション、リヤバンパーステップガード、LEDフォグランプなどが挙げられる。特に、高額なグラスコーティングガードコスメSP(約8万円)も、契約を確実にするためにサービスされやすいオプションの一つである。一般的に10万円以下のオプションサービスが成功しやすい傾向にある。
一方で、パノラマムーンルーフ、アクセサリーコンセント、おくだけ充電、デジタルインナーミラー、パノラミックビューモニターなどのメーカーオプションは、車両の生産段階で装着されるため、ここからの値引きは基本的に期待できないと理解しておくべきである。
オプションからの値引きを最大限に引き出すためには、以下の点を意識すると良い。
- 車両本体価格の値引き交渉がある程度進んだ段階でオプション交渉に移行する。
- ディーラーオプションの価格を事前に確認し、目標値引き率を計算しておく。
- 契約の最終段階で、無料サービスとして提供してもらえる可能性のあるオプションを提案する。
実際の交渉事例では、カローラ店とネッツ店を競合させて車両値引きが限界に達した後、オプションを多く付けて付属品込みで16万円値引きに成功し、さらにドアバイザーとフロアマットの無料サービスも店長決済で獲得したという報告がある。ディーラーオプションの値引きや無料サービスは、最終的な購入総額を抑える上で非常に重要な要素となる。
強気交渉がrav4の値引きを引き出す
RAV4の値引き交渉において、時に強気な姿勢を見せることは有効な戦略である。例えば、初回交渉から「20万円値引きしてくれるなら今契約しますよ」といった具体的な数字と即決の意思を伝えることで、ディーラーは早期の契約獲得を狙って値引きに応じやすくなる場合がある。決算月は値引きが出やすい時期ではあるが、最大値引き自体は普段の月と大差ないため、通常月でも交渉次第で決算月並みの値引きを引き出すことが可能である。このため、時期に関わらず積極的に強気交渉を試みる価値はある。
「この金額になれば即決します。他店には行きません」というように、具体的な希望額を提示し、その金額で決める意思を明確に伝えることは、ディーラーに「この客は今すぐ契約してくれるかもしれない」と思わせ、早期に限界値引きを提示させる効果が期待できる。
特にRAV4 PHVのような車種では、値引き交渉の冒頭で「どう考えても無理な金額」をあえてこちらから提示することも戦略の一つである。例えば、目標値引き額に15万円から20万円ほど上乗せした金額を提示することで、営業マンは自分の裁量では対応できないと判断し、上司への相談を促すことになる。これにより、課長、店長といった上位の決裁者に交渉の場を持ち込み、最終的な「店長決済」まで引き出すことが可能となる。店長が名刺を持って交渉の場に出てくることは、値引き額がウルトラCレベルに達している目安となる。
また、ディーラーの営業マンに「HOT客」(1ヶ月以内に購入を考えている客)と認識させることも重要である。そのためには、査定を依頼する、試乗を行う、見積書を出すといった具体的な行動を通して、購入意欲の高さを伝えることが大切だ。これらの行動は、営業マンが顧客の購買意欲を判断する際の主要なポイントとなるからだ。
最終段階で店長決済の提示があった場合、基本的にはその場で即決を求められることが多い。この時、「最終提示からプラス3万円以上」や「何かサービスが付く」といった追加条件を提示し、それが満たされれば即契約するという姿勢を見せるのが最後の切り札となる。これにより、トータルで5万円以上の値引きやサービスを獲得できれば、文句なしの特上クラスの交渉成功と言えるだろう。強気の交渉姿勢と具体的な即決の意思表示は、RAV4の限界値引きを引き出すための重要な要素である。
rav4 値引きを最大化しお得に購入する

- 下取り車を高く売る重要性と方法
- 残価設定ローンとPHV補助金の活用
- 中古車や新古車のrav4値引き交渉
- rav4 値引き交渉を成功させる最終まとめ
下取り車を高く売る重要性と方法
RAV4を少しでも安く購入するためには、車両本体の値引き交渉だけでなく、現在乗っている車(下取り車)をいかに高く売却するかが非常に重要である。多くのディーラーは、新車の値引き額を大きく見せる代わりに、下取り車の査定額を低く見積もる傾向にあるため、ユーザーは結果的に損をしてしまうケースが多い。
ディーラーが下取り額を低く設定する主な理由として、以下の点が挙げられる。
- 価格競争の不在: ディーラーには下取り車の競合がいないため、価格競争をする必要がない。
- 販路の少なさ: 中古車を買い取った後の販路が限られているため、高価買取が難しい。
- 利益の回収: 新車の値引きで減った利益を下取り額の調整で回収しようとする。
このような状況で損をしないためには、ディーラーに下取りを任せるのではなく、中古車買取業者に査定を依頼することが最も有効な方法である。買取店は、実際の中古車市場の相場(業者オークション相場)に基づいて適正な査定額を算出する。また、ディーラーよりも多くの販路を持っているため、高価買取が期待できるのだ。
具体的な方法として、無料一括査定サービスの利用が推奨される。これにより、一度の入力で複数の買取業者に査定を依頼し、最も高い査定額を提示した業者を見つけることができる。例えば、「ナビクル車査定」は、1分程度の入力で概算査定額をすぐに画面で確認でき、複数の買取店が競い合うため高額査定が期待できるとされている。実際に、ディーラーの査定額が20万円以上も低かった事例が報告されており、買取店の査定額をディーラーに伝えることで、下取り額が大幅にアップする可能性もある。
ただし、一括査定サービスでは複数の買取業者から電話がかかってくる可能性があるため、電話対応が苦手な場合は、電話一本で査定が完了する「カーネクスト」のようなサービスも選択肢となる。カーネクストは、10万kmオーバーの車や事故車でも買取対象とし、海外への独自の販路を持つことで高価買取を実現している。
下取り車がある場合は、値引き交渉を始める前に必ず買取店の査定を受けておき、下取り車の相場を把握しておくことが極めて重要である。この情報があれば、ディーラーの下取り額が妥当かどうかを判断でき、値引き交渉を有利に進めることができるだろう。
残価設定ローンとPHV補助金の活用
RAV4の購入費用を抑える方法として、残価設定型クレジット(残クレ)の活用と、PHVモデルに適用される補助金の利用が挙げられる。
残クレは、車両価格から数年後の買取保証額(残価)をあらかじめ差し引き、その残りの金額をローンで支払っていくシステムである。これにより、月々の支払額を大幅に抑えることが可能となる。さらに、ディーラーは残クレでの販売を奨励しているため、「支払いを残価設定型ローンにするのでもっと値引きしてもらえませんか?」と交渉することで、新車購入時の値引き額がアップする可能性もあるという。ディーラーによっては、3年間分の金利キャッシュバックを実施している場合もある。
トヨタ残クレキャンペーンなどで特別低金利(例えば1.9%)が適用される期間を狙うことで、月々の支払い負担をさらに軽減できる。例えば、頭金100万円、ボーナス払い10万円、5年ローン、金利1.9%の条件であれば、月々の支払いを2万円以下に抑えるシミュレーションも存在する。
以下に、RAV4の残価設定ローンのシミュレーション例を示す。
項目 | 内容 | 36回払い(3年) | 60回払い(5年) |
---|---|---|---|
車両本体価格 | 3,884,000円 | ||
車両本体値引き | ▲220,000円 | ||
メーカーオプション価格 | 268,400円 | ||
ディーラーオプション価格 | 62,700円 | ||
ディーラーオプション値引き | ▲12,540円 | ||
諸費用 | 237,010円 | ||
支払総額 | 4,219,570円 | ||
ローン元金 | 4,219,570円 | 3,219,570円 (頭金100万) | 3,219,570円 (頭金100万) |
金利 | 1.9% | 1.9% | 1.9% |
毎月支払額 | (ボーナス払い併用) | 25,800円 | 19,800円 |
ボーナス支払い | 100,000円×6回 | 100,000円×10回 | |
最終回(残価率) | (Adventure OFFROAD package IIの場合) | 1,837,132円 (47.3%) | 1,242,880円 (32.0%) |
金利含む支払総額 | 3,368,062円 | 3,436,553円 |
しかし、残クレにはデメリットも存在する。残価保証の条件として、走行距離制限(例えば3年で36,000km以内、5年で60,000km以内)が設けられており、これをオーバーすると残価保証の対象外となり、最終的な残価が減る可能性がある。また、事故歴がある場合も残価が減るため、安全運転を心がける必要がある。
RAV4のPHVモデルは、国からCEV(Clean Energy Vehicle)補助金の対象となるため、購入費用を抑える大きなチャンスである。給電機能を有するPHVであることから、RAV4 PHVには55万円もの補助金が支給される。この補助金は車両金額の支払いが完了した時点で支給される仕組みであり、ローン契約ができた時点で支払い完了と見なされるため、安心して利用できる。ただし、この補助金は値引きとは別物であるため、補助金が出るからといって値引き交渉を怠らないように注意すべきである。競合車種である三菱エクリプスクロスPHEVも同様に55万円の補助金対象である。
中古車や新古車のrav4値引き交渉
RAV4の中古車や新古車の購入を検討する場合でも、値引き交渉は可能である。ただし、新車の値引き交渉とは異なるアプローチが必要となるため注意すべきだ。
中古車・新古車の値引き交渉で効果的なのは、購入希望額を中古車販売店に明確に伝え、交渉したその日に契約する意思を示すことである。中古車販売店は在庫車を抱えることで価値が下がるリスクがあるため、仕入れた車を少しでも早く売りたいと考えるからだ。例えば、「450万円にしてくれるなら今日契約する」といった具体的な提示は有効な交渉となるだろう。中古車や新古車の値引き相場は、一般的に10万円程度が目安とされている。
新車の値引き交渉ではライバル車との競合が有効な手段となるが、RAV4の中古車や新古車を購入する際には、この戦略はほとんど効果がないため注意が必要だ。中古車販売店はディーラーとは異なり、ディーラー同士のような値引き合戦にはならないからである。また、「他店のRAV4新古車の方が安い」といった交渉も、走行距離やボディカラー、オプションなど個々の車両の条件が異なるため、値引きに応じてもらいにくい傾向がある。
RAV4の新古車にディーラーオプションを取り付ける場合、新車購入時のように大きな値引きは期待できない。あったとしても、購入金額の端数を切り捨てる程度の値引きとなることがほとんどである。
安いRAV4の新古車や中古車を探す方法としては、カーセンサーやグーネットといったオンライン中古車情報サイトでの検索が一般的である。しかし、RAV4のような人気車種、特に白や黒の人気ボディカラーや希望のオプションが付いた車両は、ネットに掲載される前に売れてしまう可能性が高い。そのため、ガリバーの「ズバット車販売」のように、まだネットに掲載されていない中古車からも探してくれるサービスを利用することは、希望条件に合う車両を見つける上で有効な手段である。また、中古車販売店に直接問い合わせ、「RAV4の新古車が入荷したら教えてほしい」と伝えておくことで、いち早く情報を得られる可能性もある。
rav4 値引き交渉を成功させる最終まとめ
RAV4の値引き交渉を成功させ、お得に購入するためには、複数の戦略を組み合わせた計画的なアプローチが不可欠である。
まず、RAV4の現在の値引き相場と目標額を正確に把握することが交渉の基本となる。そして、決算期(3月、9月)やフルモデルチェンジ前後など、値引きが拡大しやすい「買い時」を狙うと良い。
交渉においては、ライバル車(CX-5、エクストレイル、フォレスターなど)との競合を積極的に活用し、ディーラーに価格競争を促す。さらに強力なのは、トヨタディーラー同士(異なる経営会社)の競合であり、これにより一層の値引き上乗せが期待できる。
車両本体の値引きが限界に近づいたと感じた場合は、ディーラーオプションからの値引きや、契約直前でのフロアマットやグラスコーティングといった無料サービスを要求することも有効な手段である。
PHVモデルの購入を検討している場合は、国のCEV補助金(55万円)を最大限に活用しつつも、この補助金とは別に車両本体の値引き交渉を粘り強く行うことが重要である。
下取り車がある場合は、ディーラーの提示額に安易に合意せず、事前に中古車買取業者の一括査定サービス(ナビクル車査定など)を利用して、適正な売却額を把握しておくことが極めて大切である。これにより、下取りで損をすることを防ぎ、値引き交渉の成果を最大化できる。ナビクル車査定の公式サイトは、サービス内容の詳細確認に役立つだろう。
残価設定ローンを検討することも、月々の支払い負担を軽減しつつ、値引き交渉を有利に進める可能性を秘めている。ただし、走行距離制限や事故歴による残価減額といったデメリットも理解しておく必要がある。
交渉の際には、購入の強い意思を示すため、試乗や見積もり依頼を積極的に行い、営業マンに「購入意欲の高い顧客」と認識させるべきだ。さらに、あえて希望予算より低い金額を伝えたり、「今日契約する」といった即決の姿勢を見せたりすることで、ディーラーからの最大限の値引きを引き出すことができるだろう。
これらの戦略を総合的に実行することで、RAV4の購入において、最大限の値引きと費用削減を実現できるはずだ。
- RAV4の値引き相場は概ね23万円で推移し過去半年間は拡大傾向にある
- 2025年8月のRAV4新車値引き相場はオプション込みで30万から31万円だ
- RAV4 PHVは車両本体で27万円以上の値引きを狙うことが可能だ
- 買い時はフルモデルチェンジ時期や9月・3月の決算期が有利である
- モデルチェンジ後は値引きが縮小する傾向があるため注意が必要だ
- ホンダZR-VやマツダCX-5などライバル車との競合は値引きに効果的である
- ライバル車の強みを具体的に伝え本気で悩む姿勢を見せるのが良いだろう
- トヨタディーラー同士の競合はRAV4の値引きを拡大させる最も有効な手段だ
- 異なる経営会社のディーラーを競合させたり越境競合も試すべきである
- 車両本体値引きが難しい場合ディーラーオプションからの値引きを狙う
- 契約直前にフロアマットやグラスコーティングの無料サービスを要求することもできる
- 初回から具体的な希望額と即決の意思を伝える強気な交渉が有効な場合がある
- 下取り車を高く売るためにはディーラー任せにせず買取業者に査定を依頼すべきだ
- 残価設定ローンを利用すると月々の支払額を抑え値引きが拡大する可能性がある
- RAV4 PHVは国から55万円のCEV補助金が支給されるため活用を検討すると良い