本格クロカンのFJクルーザー内装おしゃれの魅力とカスタム事例 - トヨリスト：トヨタ車の選び方とおすすめ比較

FJクルーザーは、トヨタの本格的なクロスカントリーSUVとして、タフでワイルドな外観で世界的に人気を博した車だ。しかし、その魅力は外装だけにとどまらず、内装にも個性的な魅力が詰まっている。レトロでおしゃれなインパネデザインや、泥や水に強い防水フロアと撥水シート素材など、実用性と遊び心が両立した空間が特徴的だ。一方で、FJクルーザーの内装はシンプルさを追求しているため、質感や運転視界など、購入前に把握しておくべき注意点も存在する。そこで、この記事では「fjクルーザー内装おしゃれ」と検索する読者に向けて、標準装備が持つ基本の特徴や、個性を際立たせるためのシートカバーやパネルカバー、大画面ナビなどのカスタム実例を多角的に分析する。オーナーが感じる内装の良さや不満点の両面から評価することで、FJクルーザーの魅力の全体像を理解できるだろう。

この記事を読むことで「fjクルーザー内装おしゃれ」と検索した読者が具体的に理解を深められること

この記事のポイント

FJクルーザーの内装が持つレトロでおしゃれなデザイン性と機能的な基本特徴
カラーパッケージを含む内装の素材や使い勝手に関するメリットと注意点
シートカバーやパネルカバーなど手軽に内装をおしゃれにするカスタム方法
大画面ナビの取り付けやイレクターパイプを使った収納ラックの活用法

FJクルーザーの内装はおしゃれで機能的か？基本の特徴を分析
FJクルーザーの内装をさらに魅力的にするカスタム実例

FJクルーザーの内装はおしゃれで機能的か？基本の特徴を分析

インデックス

FJクルーザーの内装が持つレトロでおしゃれなインパネデザイン
個性を際立たせるカラーパッケージの内装とその特徴
ヘビーユースに強い内装の防水フロアと撥水シート素材
運転視界の悪さや素材感など内装に関する注意点
オーナーが感じる内装の良さと不満点の両面から評価

FJクルーザーの内装が持つレトロでおしゃれなインパネデザイン

FJクルーザーは、北米市場向けに開発されたという経緯を持ち、そのスタイリングはランドクルーザーの「FJ40型」を彷彿とさせるタフネスさに満ちている。しかし、内装にはタフな外見とは異なる遊び心が印象的だ。 FJクルーザーのインテリアは「シンプル」という言葉で表現できる。内装は直線を基調としており、厚手のグローブでも操作可能な大型のスイッチ類が採用されている点が実用性を物語っている。このようなシンプルな構造の中で、インパネ（インストルメンタルパネル）のデザインは特に個性を放っている。インパネは上下に2本パイピングされたような目を引くデザイン構造を持つ。メーター類には丸を基調としたアナログのものが採用されており、どこかノスタルジックでレトロな雰囲気を醸し出しているのがおしゃれなポイントだ。また、センタークラスターやサイドパネルにはボディ外板と同じカラーが使われており、これがシンプルさを強調している。その一方で、内装に使用されている樹脂は実用性を追求した結果だが、新車価格が300万円を超える車であることを考慮すると、素材感が安っぽいと感じるユーザーもいる。しかし、これは本格的なクロカンSUVとして機能性を優先した結果たどり着いたデザインだと理解すべきである。大型のシフトノブやトランスファーノブといった装備は、FJクルーザーが本格クロカンであることを象徴している。

個性を際立たせるカラーパッケージの内装とその特徴

FJクルーザーのグレード構成は基本的にモノグレードだが、オプションとして「カラーパッケージ」を選択することが可能であった。このカラーパッケージを選ぶことで、FJクルーザーの個性をさらに際立たせる内装が実現する。カラーパッケージの特徴は、単なる色変更にとどまらない。このオプションを選択すると、まずステアリングがウレタン製から本革巻きに変更され、シフトノブにはメタルカラーの加飾が追加されるため、内装の質感が向上する。しかし、最も個性を際立たせる要素は、外装色を内装の一部に取り込んでいる点にある。具体的には、センタークラスターやサイドパネルといった一部のインテリアパネルが、ボディカラーと同じ色で塗装される。これにより、車に乗り込んだ瞬間に外装との統一感とポップな遊び心を感じられる内装となる。ただし、カラーパッケージが選択できる年式は限られている。特にレッドカラーパッケージは、2011年12月から2012年7月という短期間しか販売されていなかったため、中古車を購入する際は、希少性も考慮して探す必要がある。

ヘビーユースに強い内装の防水フロアと撥水シート素材

FJクルーザーはクロカンSUVとして、タフな悪路やアウトドアでの「ヘビーユース」に耐えられるよう設計されている。そのため、内装の随所に実用的な工夫が見られる。主に、フロアとデッキ部分には防水性に優れたラバー調素材が採用されている。この素材は水濡れに強いだけでなく、凹凸加工が施されているため、滑り止め効果も期待できる上に見た目もかっこ良い。そのため、例えば雨の日や泥が付いた靴で乗り降りしたり、濡れたキャンプ道具をそのまま積み込んだりする場合でも、汚れや水分を気にせず使用できるのは大きな利点だ。一方、シート表皮にも同様の配慮がなされている。シートには撥水加工を施したファブリック素材が使用されている。これに加え、座面裏には透湿性の防水フィルムが施工されている点がFJクルーザーの大きな特徴だ。この透湿性の防水フィルムは、水の浸透を防ぎつつ、長時間の乗車時におけるムレを抑える効果がある。したがって、一般的な使用状況であれば十分すぎるほどの防水性を確保しており、ハードな環境でこそ真価を発揮する内装だと言える。

運転視界の悪さや素材感など内装に関する注意点

本格オフローダーとして設計されたFJクルーザーだが、その構造やデザインからくるいくつかの注意点やデメリットが存在する。最も大きな注意点として挙げられるのが、大きな車体と高い着座位置に起因する運転視界の悪さである。特に車高が高く、死角ができやすいため、駐車や狭い場所での運転時には細心の注意を払う必要がある。この弱点を補うため、FJクルーザーは全グレードにバックソナーが標準装備されている。バックソナーは駐車を少しでも楽にするための装備だが、完全な安心を保証するものではないため、最終的にはドライバー自身の目視と注意が必要だ。また、前述の通り、内装の素材感についてはオーナー間で評価が分かれる。実用性を優先した結果、インパネ周りなどに使用されている樹脂素材が「安っぽい」と感じるユーザーもいる。さらに、荷物の積み下ろしに関しても注意点がある。大きなスペアタイヤを背負っているバックドアは横開き式を採用しているため、全開にするには後方に広いスペースが必要となる。狭い駐車場などではバックドアの全開が難しい場合があるが、その際にはガラスハッチを単独で開閉し、小さな荷物を出し入れすることが可能だ。ただし、このガラスハッチはかなり高い位置にあるため、背の低い女性などにとっては操作が困難かもしれない。

オーナーが感じる内装の良さと不満点の両面から評価

実際にFJクルーザーを所有し、使用しているオーナーは、その内装に対してどのような評価を下しているのだろうか。オーナーレビューを分析すると、FJクルーザーの強い「個性」に対する賛否両論が浮かび上がる。

オーナーレビューに見る内装の評価（要約）

評価項目	オーナーの肯定的なレビュー	オーナーの否定的なレビュー/注意点
デザイン/個性	個性的でレトロにもワイルドにもなれる、飽きの来ないデザイン	内装の素材が安っぽいと感じる
実用性/スペース	後部座席を倒せば広大なスペースが出現する	足を伸ばして寝るには工夫が必要である
運転関連	バックソナーが標準装備され駐車をサポートする	車体と高い着座位置からくる運転視界の悪さがある
荷室関連	ガラスハッチ単独開閉で狭所でも荷物の出し入れが可能	ガラスハッチは高い位置にあり背の低い人には操作が困難

内装の見た目に関して、「個性的でレトロにもワイルドにもなれる、飽きの来ないデザイン」だと評価する声がある。これは、タフネスと遊び心が共存するインパネ周りのデザインなどが高く評価されている結果だ。一方で、「内装の素材が安っぽい」という意見も無視できない。このことから、内装の質感に対する評価は、オーナーがこの車に何を求めているかによって大きく変わることが分かる。使い勝手の面では、リアシートが分割可倒式であるため、シートアレンジを駆使することで広大なラゲッジスペースを確保できる点が評価されている。例えば、27インチの自転車を難なく運搬できたという具体的な事例も報告されている。総じて、FJクルーザーの内装に対する評価は、そのタフで個性的な設計を許容し、楽しむことができるかどうかが鍵となると言える。

FJクルーザーの内装をさらに魅力的にするカスタム実例

インデックス

オーダーメイド感覚で内装をおしゃれにするシートカバーの選択肢
経年劣化や傷を隠すパネルカバーで印象を大きく変える
快適性を高める大画面ナビやオーディオへのカスタム事例
FJクルーザー専用の三連メーターが持つレトロな魅力
イレクターパイプを利用した多機能な収納ラックの活用法
キャンプやアウトドアで役立つラゲッジスペースの有効活用術
fjクルーザー内装おしゃれを実現するためのポイント

オーダーメイド感覚で内装をおしゃれにするシートカバーの選択肢

FJクルーザーの内装はシンプルでカスタマイズの自由度が高く、比較的安価で手軽に印象を大きく変えられるのがシートカバーの装着である。純正シートを傷や汚れから守りつつ、ドレスアップが可能だ。近年のシートカバーは車種専用設計のものが多く、純正シートにぴったりとフィットするように作られているため、従来品のように不自然さが残ることがない。特にFJクルーザーオーナーに人気なのは、内装のレトロな雰囲気に調和するデザインだ。例えば、Artina（アルティナ）やgrace（グレイス）といったメーカーからは、レトロスタイルやレトロクラシックといったシリーズが提供されている。これらのシートカバーには、レザー調素材などが使われており、純正シートのままで、まるでオーダーメイドで張り替えたかのような高い質感と個性を内装に付加できる。色やデザインの選択肢も豊富で、ブラック、ダークブラウン、キャメル、ライトグレーなど、様々なカラーやステッチの組み合わせが存在する。例えば、Sandii（サンディ）やDotty（ダティ）からは、アンティークのソファを思わせるレトロなデザインのシートカバーも販売されており、FJクルーザーの持つクラシカルな要素をより深く引き出すことが可能だ。

経年劣化や傷を隠すパネルカバーで印象を大きく変える

FJクルーザーは生産終了から時間が経過しているため、特に使用頻度の高い内装パネルの傷や経年劣化が気になっているオーナーも多い。パネルカバーは、こうした劣化を隠しつつ、内装の雰囲気を一新するのに役立つ手軽なカスタムパーツである。パネルカバーには、定番のカーボン調や、外装色に合わせてポップな色を選ぶことで、内装の雰囲気を大胆に変えられるものも流通している。パネルカバー以外にも、DIYで既存のパネルを塗装する方法もある。FJクルーザーの内装で質感の低さが指摘されがちな樹脂パーツやシルバー塗装の箇所を、ストーン調スプレーなどで塗装し、ブラック化することで、チープな印象を払拭し、内装の印象を大きく変えることが可能だ。さらに高度なカスタム事例として、オーディオパネルを大型ナビに対応させるために自作加工するケースもある。ユーザーは、ホットナイフやパテなどを用いてパネルを切り取り、溶着や塗装を繰り返し、8インチナビを純正のような違和感のない仕上がりで取り付けた。このオーディオパネルのカスタムは構想から完成まで6日間を要し、高度なDIY技術が求められる。FJクルーザーのカスタム事例をさらに詳しく知りたい場合は、ユーザー主体の詳細な情報が集まるみんカラの整備手帳（https://minkara.carview.co.jp/）などを参考にすると良いだろう。

快適性を高める大画面ナビやオーディオへのカスタム事例

現代のカーライフにおいて、大画面ナビや高機能なオーディオシステムは快適性を左右する重要な要素だ。FJクルーザーにおいても、純正のナビから大画面のものへ交換するカスタムは人気が高い。ただし、FJクルーザーにディーラーオプションのワイド2Dナビなどが付いている場合、ナビ本体を取り外すには、まずセンタークラスターのサイドパネルやセンタークラスター全体を固定しているネジやクリップを外し、配線コネクターを慎重に取り外す手順が必要となる。ナビ交換の中でも、特に8インチのような大型ナビを取り付ける場合は、純正のオーディオパネルの加工が必要となることが多い。パネルを加工し、新しいナビに合わせて取り付け位置や形状を調整することで、内装に大画面のナビを違和感なく組み込むことが可能だ。また、ナビやオーディオ以外にも快適性を高める電装系のカスタムがある。例えば、運転席側にスマートフォンホルダーを設置し、USBポートやHDMIコードを増設することで、携帯の画面をナビ画面に映し出すミラーリング仕様にすることも可能だ。さらに、後付けのドライブレコーダー内蔵型ミラーモニターを装着することで、視界を遮ることなく安全性を高めるカスタムも行われている。

FJクルーザー専用の三連メーターが持つレトロな魅力

FJクルーザーの内装で、そのクロカンとしてのアイデンティティを際立たせるアイテムの一つに、ダッシュボード上に設置される三連メーターがある。これはFJクルーザー専用のアクセサリーメーターであり、レトロな雰囲気を演出する。三連メーターは、左側から順にコンパス（方位計）、外気温計、そして車の傾斜を示すシャドー計の3つで構成されている。特にシャドー計は、本格的なオフロード走行時に車の傾きを把握するために使用され、FJクルーザーの持つ高い悪路走破性を象徴する装備だと言える。この三連メーターは、グレードによっては標準装備されていないため、後付けカスタムの対象となる。北米トヨタ純正品を流用するカスタム事例も報告されており、配線作業を伴うものの、内装にレトロで機能的な魅力を加えたいオーナーにとっては、非常に価値の高いカスタムとなる。

イレクターパイプを利用した多機能な収納ラックの活用法

FJクルーザーの車内空間をより機能的に活用するカスタムとして、イレクターパイプを使った多機能な収納ラックの自作が人気を集めている。イレクターパイプは、比較的安価で、パイプを切断したりジョイントを組み合わせたりすることで、ユーザーの求めるサイズや形状に自由にカスタムできる点が大きなメリットだ。このカスタムでは、純正のドアグリップ（アシストグリップ）が取り付けられていたネジ穴などを利用し、イレクターパイプを車内上部に沿って一周ぐるりと這わせる構造を構築する。この際、頭上のクリアランスを確保するために、パイプの高さを調整する工夫が施されることもある。このパイプ構造は、オフロード車特有の「ロールバー」のようなデザインを演出するだけでなく、実用的な多機能性を提供する。例えば、フックを取り付けてハンガーや濡れた服を吊るしたり、車中泊時にランタンを吊るして車内照明として活用したりできる。さらに、釣りやスノーボードといったアウトドア趣味を持つオーナーにとっては、長尺物を車内に固定して積載するためのサイドバーとして利用できるため、積載能力を飛躍的に高めるカスタムと言える。

キャンプやアウトドアで役立つラゲッジスペースの有効活用術

FJクルーザーはキャンプやアウトドアでの利用を想定しているが、ラゲッジスペースをさらに効率的に活用するためのカスタムは、多くのオーナーにとって不可欠だ。標準のラゲッジスペースは、リアシートの分割可倒式アレンジによって荷物の量に応じたスペースを確保できるが、さらに積載性を向上させるために、荷室に棚（ラック）を設置するカスタムが一般的だ。特に、木の板などを使って荷室を上下に分ける2段構造の棚を自作する事例が多く見られる。FJクルーザーの荷室にはタイヤハウスがある関係で、そのままだと荷物がうまく乗せられないことがあるため、この2段棚を設置することで、デッドスペースを減らし、荷物を効率的に積載することが可能となる。また、この自作棚は、車内での収納機能だけでなく、キャンプ場などで取り出して組み立てることで、テーブルや多段の棚として再利用できるように設計されているケースもある。棚板を棒やネジで固定すれば、最大で3段の棚として使用できるため、キャンプ道具の整理や展示に役立ち、わざわざ別途キャンプ用の棚を用意する必要がなくなる。一方で、市販のカスタムパーツとしては、ラダーフレーム社などからFJクルーザー専用のリアラックやインナーメッシュラックが提供されている。これらのラックは荷室上部の空間を有効活用し、荷物を積載できるだけでなく、取り付け高さを好みに合わせて調整できるメリットがある。ただし、リアラックを装着するためには、インナーメッシュラックが必要となる点には注意が必要だ。