レクサスUXは本当に「ひどい」のか？後悔しないための徹底分析

「レクサスUX ひどい」というキーワードで検索しているあなたは、レクサスUXの購入を検討しつつも、インターネット上で見かけるネガティブな評判に不安を感じているのかもしれない。コンパクトSUVとして人気のUXが、本当に「後悔する車」なのか、その真相を知りたいと考えるのは当然のことである。後部座席の狭さや荷室容量の少なさ、内装が安っぽいという評価、高速での加速性能やランフラットタイヤの乗り心地に対する懸念、さらには実燃費やロードノイズ、価格設定とコスパの課題まで、多角的な視点からレクサスUXの評価を深掘りしていく。

この記事を読むことで「レクサスUX ひどい」と検索した読者が具体的に何について理解を深められる。

レクサスUXが「ひどい」と言われる真相を深掘り

後部座席の狭さに後悔するケース

レクサスUXにおいて、多くのオーナーが後悔ポイントとして挙げるのが後部座席の狭さである。実測データによると、UXの後部座席のレッグルームはわずか818mmしかなく、競合他社のBMW X1（922mm）やメルセデス・ベンツGLA（950mm）と比較すると、100mm以上も狭いという事実がある。実際に身長170cmの成人男性が前席に座った場合、後席の膝前スペースは拳1.5個分ほどしかなく、長時間のドライブでは窮屈に感じる人が多いようだ。あるオーナーは、家族4人で旅行に行った際に後部座席の子どもたちから「足が痛い」と何度も訴えられたと語っている。この狭さは、ファミリーカーとしての利用を考えているユーザーにとっては大きな後悔ポイントとなる可能性が高い。

しかし、主に1〜2人で乗る場合や、後部座席を頻繁に使わないユーザーにとっては、このコンパクトさが都市部での取り回しの良さにつながるというメリットもある。UXの乗り心地は良く、シート形状と硬さが足にフィットするため、1～2時間程度のドライブであれば後部座席でも座り疲れしないという意見も存在する。運転席側のシートバックポケットがない点は不便に感じるかもしれないが、エアコンの吹き出し口や2.1アンペアのUSB Type-Aジャックが後席にも装備されているため、短距離移動であれば快適性は保たれていると言えるだろう。

荷室容量の少なさが不便な場面

レクサスUXのもう一つの大きな後悔ポイントは、トランク容量の少なさである。UXのラゲッジスペースは320Lと、競合モデルと比較して明らかに見劣りする。メルセデス・ベンツGLAが435L、BMW X1が505Lであるのと比較すると、UXは約100L以上の差があるのだ。オーナーからは「特大サイズの段ボール一つでいっぱいになる」「ゴルフバッグ1本で限界」といった声が多数聞かれ、週末の買い物だけでもトランクが満杯になってしまうケースが少なくない。

特に問題となるのは荷室の高さである。リュックを縦置きすると後部座席のヘッドレストを超えてしまうほどの高さしかないため、荷物を重ねて置くと後方視界が妨げられる可能性がある。UXにはデジタルインナーミラーの設定がないため、この問題はさらに顕著になる。アウトドア派や旅行好きで大荷物を積む機会が多いユーザーにとっては、この容量不足は大きな不満となるだろう。大掛かりなキャンプ道具やゴルフバッグを積む場合は、後席を倒して2〜3人乗りと割り切る必要がある。しかし、日常の通勤や少人数での買い物程度であれば、十分な容量であると評価されることもあり、使用用途によって評価が分かれるポイントだ。

内装が安っぽいと感じる評価

レクサスといえば高級感のある内装が魅力の一つだが、UXに関しては「期待外れ」「安っぽい」という声も多く聞かれる。特に指摘されるのは、ドアトリムやセンターコンソールに多用されている硬質プラスチックである。450万円以上する車両にもかかわらず、この内装質感は疑問視されることが多い。全体的に黒い部分が多く、メリハリの少ないデザインは、少し殺風景に感じるという指摘もある。メッキや木目などの装飾が部分的にでもあれば、印象が変わったかもしれないという意見も存在する。後部座席はさらに「のっぺり・殺風景」という印象が強く、高級車としての期待値を満たしていないという評価が目立つ。

しかし、オーナー目線で擁護する声もある。ドアは重く剛性があり、ドアトリム上部はソフトパッド、ウィンドウスイッチの台座はヘアライン加工されており、質感は良いという意見もある。トリム下部はハードプラスチックだが、厚みがあり悪くないと感じる人もいる。また、運転席周りの操作性や機能性については高評価が多く、「見た目よりも実用性重視」という設計思想が感じられる。レクサス車の内装は基本的に落ち着いた配色で、多くの車種でハードプラスチックを使用しており、「質感が低いのではなく、華がない」と表現する方がしっくりくるという見方もある。車内の質感自体は高く、作り込みは「かっちりみっちり」と評価されている。Fスポーツモデルでは、エルテックス合成皮革のシートが採用されており、手触りも良くメンテナンス性も考慮すると良い選択肢とされる。

高速での加速性能に物足りなさ

レクサスUXの走行性能に関して、高速道路や山道ではパワー不足を感じるという声が少なくない。ハイブリッドモデルであるUX250h（現在はUX300h）は2.0Lで184馬力（UX300hは199馬力）のシステム出力を持ち、街中での走行には十分なパワーを発揮するものの、「追い越し時に踏み込んでも反応がワンテンポ遅れる」「坂道でエンジン音ばかり大きくなる」といった不満が聞かれる。特に高速道路での合流や追い越しの場面では、もう少しパワーが欲しいと感じるオーナーが多いようだ。スポーティーな走りを期待していたユーザーにとっては、物足りない仕様であると言える。

一方で、燃費とのトレードオフという側面もある。街乗りがメインのユーザーや、穏やかな運転を好むユーザーにとっては、このパワー特性でも十分に満足できる場合もあるだろう。2023年の改良モデルでは、UX300hのハイブリッドシステムが進化し、システム出力が184PSから199PSへと向上している。4WD車ではリアモーターが強化され、旋回時の安定性も向上しているため、以前よりも走行性能は改善されていると考えられる。また、高速道路の合流や坂道でも力強く加速してくれるため、全く不自由を感じたことはないというオーナーの声もある。運転のしやすさや想像通りに加速・カーブできる点は評価されている。

ランフラットタイヤの乗り心地の硬さ

レクサスUXにはランフラットタイヤが採用されており、これが乗り心地の硬さにつながっているという指摘がある。オーナーからは「荒れた路面で車内に響く振動が疲れる」「段差を越えるたびにショックを感じる」といった声が聞かれ、特に長距離ドライブでは疲労が蓄積するという意見もある。F SPORTモデルでは18インチタイヤが標準装備されており、さらに硬さが際立つという指摘もある。SUVらしい快適な乗り心地を期待していたユーザーにとっては、この硬さは想定外だったようだ。試乗したユーザーも、Fスポーツの乗り心地が硬めに感じられ、「思っていたよりうるさかった」という感想を述べており、セールス担当者もランフラットタイヤの影響を認めている。

しかし、ランフラットタイヤは交換可能であり、Fスポーツ以外のグレード（Takumiなど）では防音性が高いため、高速道路でのクルージングがほぼ無音であるという意見もある。TakumiグレードのクリアなMLオーディオのおかげで、素敵な体験ができるとも述べられている。また、スポーティな乗り心地で運転が楽しい、路面の感触がしっかり伝わって安心感があるという肯定的な評価も存在する。乗り心地の好みは個人差が大きいため、購入前に必ず試乗して確認することが推奨される。タイヤをADVAN dB V552、VEURO VE304、REGNO GR-XIIなどの静粛性や乗り心地を重視したプレミアムコンフォートタイヤに交換することで改善される可能性も指摘されている。

実燃費が期待外れという声

レクサスUXのハイブリッドモデルUX250h（現在はUX300h）は、カタログ燃費で21.6～22.4km/L（UX300hの2WDは24.7km/L~26.3km/L、4WDは23.4km/L~25.2km/L）という優れた数値を謳っている。しかし、実際のオーナーからは「思ったほど燃費が良くない」という声も少なくない。市街地での実燃費は14～16km/L程度という報告が多く、カタログ値との乖離に失望するオーナーもいる。具体的な感想としては「信号が多い道ではガソリン代が意外とかさむ」「郊外でやっとカタログ値に近づくけど、それでも期待以下」といったものが見受けられる。ハイブリッド特有の省燃費性能に期待していたユーザーにとっては、この現実は少し残念な結果かもしれない。

みんカラユーザーの平均燃費記録によると、ハイオクガソリン車で12.25km/Lというデータもあるが、これはUX200などのガソリン車を含む平均値である可能性もある。口コミでは、市街地で10-13km/L、高速で16-20km/Lという優秀な数値を報告する声もある。また、都会の慢性渋滞でも9km/Lは優秀であり、高速では17km/Lを超えるという意見や、街乗りメインで通算燃費12.2km/Lに満足する声も存在する。同クラスの他車種と比較すれば、依然として燃費性能は優れているという評価もあり、期待値の設定次第で後悔するかどうかが分かれるポイントと言えるだろう。2023年の改良モデルUX300hでは、高出力モーターとリチウムイオンバッテリーの組み合わせにより、燃費性能がさらに向上している。

ロードノイズが気になる静粛性

レクサス車は一般的に静粛性の高さも魅力の一つだが、UXに関しては「ロードノイズが気になる」という声が少なくない。エンジン音自体は静かでも、特に荒れた路面では「車内に響くゴーッという音が気になる」という指摘がある。ランフラットタイヤの影響もあり、高速道路や荒れた路面では期待していたほどの静粛性が得られないと感じるオーナーもいるようだ。実際に試乗したユーザーも、Fスポーツでは「思っていたよりうるさかった」という感想を述べている。

しかし、この問題に対しては様々な見解がある。UX200/UX250h/UX300hのモデルがあることから、メーカーもロードノイズの認識があるという意見や、ラバーゴムに植毛したフロアマットが遮音や振動伝播の防止に優れるという記事も存在する。同クラスの車種と比べれば十分に静かであり、気になるほどではないという評価もあり、個人の感じ方や以前乗っていた車との比較によって評価が分かれるポイントだ。また、Takumiグレードでは防音性が高いため高速道路でのクルージングがほぼ無音であるという声も聞かれる。UXの静粛性は高く、長距離運転でも快適に過ごせるというレビューもあり、一概に「ひどい」とは言えない状況である。

価格設定の高さとコスパの課題

レクサスUXの価格帯は450万～570万円と、コンパクトSUVとしては高額な部類に入る。この価格に対して「装備内容が見合っていない」「コスパが厳しい」という声も少なくない。レクサスの上位モデルでは標準装備であるシートヒーターやステアリングヒーターが、UXではオプション扱いとなっており、装備を充実させると最終的な価格がさらに跳ね上がるという問題がある。オーナーからは「フルオプションにしたら600万超えた…これなら他社の上位モデルを選んだほうが良かったかも」といった声も聞かれ、コスパを重視する人には厳しい印象を与える。特に、同じトヨタ系列のハリアーの上級グレードと比較すると、価格差に見合った価値を感じられるかどうかが購入判断の分かれ目になるだろう。

UXを高級車らしい装備で乗ろうとすると、レクサスNXと大差ないぐらいの値段になってしまうという指摘もある。例えば、UX250h Fスポーツ特別仕様車が約630万円だったのに対し、NX350h Fスポーツが約680万円であり、その差額は意外と小さいと感じる人もいる。NXでは標準装備のシートベンチレーションや三眼LEDヘッドランプが、UXではオプションとなるため、同等程度の装備にすると価格差がさらに縮まるのだ。

レクサスUXとNXの価格比較（一部グレード）

グレード	車両価格（UX300h）	車両価格（NX350h）
ベースモデル	4,559,000円～	5,500,000円～
F SPORT	5,241,000円～	6,406,000円～
version L	5,392,000円～	6,376,000円～

※価格は2023年12月以降のUX300hおよびNXのデータに基づく

しかし、レクサスブランドの価値や洗練されたデザイン、ディーラーサービスの質などを考慮すれば、この価格も納得できるという意見もある。何に価値を見出すかによって、評価が分かれるポイントだと言える。また、リセールバリューに関しては、UX250h F SPORTの3年落ちで約67%というリセール率があり、コンパクトSUVとしては決して低くなく、特定のグレードにはしっかりと価値が残っているとの見方もある。

「ひどい」評価を乗り越えるレクサスUXの魅力

都会的なデザインと取り回しの良さ

レクサスUXは、都会的で洗練されたデザインと取り回しの良さが魅力のコンパクトSUVである。スピンドルグリルやシャープなヘッドライトなど、レクサスらしいデザイン要素が随所に見られ、多くの人から高く評価されている。特に、レクサスで最初に採用された一文字リヤコンビネーションランプや、コンパクトなボディながら力強さを感じさせる造形、空力を計算されたスポーティーなボディラインは、SUVでありながらクーペを連想させるとも言われる。街中からアウトドアまで、様々なシーンに馴染むエクステリアが人気を集めている。

「小さい」という点を長所と捉えるオーナーも多く、機械式駐車場にも収まるサイズ感は、マンション居住者や都市部での運転が多いユーザーにとって大きなメリットである。全長4,495mm、全幅1,840mm、全高1,540mmというサイズは、一般的な機械式駐車場（全長5,000mm、全幅1,850mm、全高1,550mm）に収まる寸法であり、高級車と呼べる装備を持ったSUVの中では唯一無二の存在であると評価される。

レクサスUXの最小回転半径

車種	最小回転半径
レクサスUX	5.2m
トヨタ ヤリスクロス	5.3m
ホンダ ヴェゼル	5.3～5.5m
マツダ CX-30	5.3m

UXの最小回転半径は5.2mとコンパクトカー級の優れた小回り性能を誇り、市街地の裏路地や立体駐車場でもストレスなく運転できるため、見知らぬ土地での運転や駐車場探しに疲れないという特権がある。運転のしやすさや都会にフィットするデザインは、UXが持つ大きな魅力の一つである。

充実した快適装備と先進安全機能

レクサスUXは、その乗り心地の良さに加えて、充実した快適装備と先進安全機能が満足度を高めている。高級車に必需品と言われるシートヒーターやシートベンチレーション、ステアリングヒーター、電動パワーシート（運転席・助手席）、電動チルト＆テレスコピックステアリング、運転席シート＆ステアリングポジションメモリなど、多くの機能が装備可能である。特にシートベンチレーションは、オプションの本革シートを選択するとセットで装備され、乗員の体温などを感知して快適な温度に保つ「レクサスクライメイトコンシェルジュ」機能と組み合わせることで、年中快適な空間を実現する。

また、先進安全技術「Lexus Safety System +」が充実している点も大きな魅力である。2023年の改良モデルでは、プリクラッシュセーフティの検出対象に自動二輪車が追加され、交差点での衝突回避支援や緊急時操舵支援、プロアクティブドライビングアシストといった機能が拡充された。これにより、安全性と快適性が飛躍的に向上している。レーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシスト、ブラインドスポットモニター、パーキングサポートブレーキなども搭載され、多角的に安全運転をサポートする。

レクサスUXの主な快適装備（オプション含む）

• シートヒーター・シートベンチレーション
• ステアリングヒーター
• 電動パワーシート（運転席・助手席）
• 電動チルト＆テレスコピックステアリング
• 運転席シート＆ステアリングポジションメモリ
• カラーヘッドアップディスプレイ
• ムーンルーフ
• マークレビンソン プレミアムサウンドシステム

コックピットも洗練され、12.3インチの大型フル液晶メーターが採用されており、運転支援情報をより直感的に把握できるようになっている。電動シフトマチックの採用により、シフト操作の確実性と迅速性も向上している。これらの充実した装備と先進技術は、同サイズのSUVではUXが唯一無二の存在であると評価される理由となっている。

レクサスUXが「ひどい」という評価のまとめ

• レクサスUXは後部座席の狭さが家族利用の大きなデメリットとなる
• トランク容量の少なさがアウトドアや大荷物での使用を困難にする
• 内装の硬質プラスチック多用は高級車としての期待を裏切るとの声がある
• 高速での加速性能に物足りなさを感じるユーザーが一定数存在する
• ランフラットタイヤによる乗り心地の硬さが長距離運転の疲労につながる
• ハイブリッドモデルでも実燃費がカタログ値ほど伸びないケースが見られる
• ロードノイズの発生がレクサスらしい静粛性を損なうと指摘される
• コンパクトSUVとしては高額な価格設定がコスパの課題として挙げられる
• 運転支援機能が使いづらい、細かい収納が不便といった日常的なストレスがある
• 夜間のインテリア照明が暗く、操作性の低さも一部で不満点となっている
• 都会的な洗練されたデザインはUXの最大の魅力の一つである
• 機械式駐車場にも収まるサイズ感と小回りの良さは取り回しに優れる
• 充実した快適装備と先進安全機能が満足度の高いドライビング体験を提供する
• 乗り心地の良さと高い静粛性はクラス最高峰と評価される場合がある
• 最終的な評価は個人の使用目的や価値観によって大きく異なる

レクサスのCPO（認定中古車）情報については、公式ウェブサイト（例：https://cpo.lexus.jp）で確認することが可能である。